以前お付き合いしてた男性。
プロではないがネット界ではちょっと有名(プチ?)な
「SM官能小説家」であった。
アダルト系サイトで連載をしていて、私も彼の「小説」の一ファンだった。
なによりもエロの裏に隠れてる繊細な優しさが好きで、
小説の中のS的ご主人様に「筆者」をダブらせていた。
なにしろ好奇心旺盛のその頃の私は、
BBSにメッセージを書いたりして彼の気を引こうとした。
その後彼は私の名前で「連載」を始めるようになり、
私を喜ばせ、もちろん都内に住む彼に私は会いに行くようになった。
「続きが読みたいの」
「じゃあ、続きはどうしたい?」
ロックバンドに狂うグルーピーのように、
私は彼の言葉に惚れて、彼に抱かれた。
沢山のファンの中で自分が特別扱いをされてると思う事に、
酔っていたのかもしれない。
その男とのセックスは予想通りSMチックだった。
チックというのは、小説の中よりも「ソフト」だったから。
彼の車にいつも常備されてる皮革のバックには人通りのSMグッズが入れられていた。
最初は困惑したのだが、縄しばりも思ったよりも痛くないし「縛る」という行動に「興奮」したのかもれない。
作りもののアダルトビデオの世界を覗いたようだった。
楽しかった。
それでも私はそれが長く続くとは思ってなかった。
楽しく淫靡なセックスも、片方の思い入れの比重により壊れてしまうのだった。
彼は私を本当に愛し始めた。
私は冷め始めていた。
私とのセックスのためだけに生きてるように見えてウンザリした。
彼は彼らしくしててほしかった。
私の我が侭なのか。
素敵な文章を書く小説家が、ただの「エロ中年」に見えた時、
彼のセカンドビジネス「小説家」も幕を閉じる事になる。
何が書きたいのか。
自分にも言えるんだけど。
「○○のためにやってるのに・・・・」
という気持ちは捨てるべき。
「自分のために」
自分を大事に出来たならば、
自然に相手にも伝わるはずだ。
それが素敵だと思う。
プロではないがネット界ではちょっと有名(プチ?)な
「SM官能小説家」であった。
アダルト系サイトで連載をしていて、私も彼の「小説」の一ファンだった。
なによりもエロの裏に隠れてる繊細な優しさが好きで、
小説の中のS的ご主人様に「筆者」をダブらせていた。
なにしろ好奇心旺盛のその頃の私は、
BBSにメッセージを書いたりして彼の気を引こうとした。
その後彼は私の名前で「連載」を始めるようになり、
私を喜ばせ、もちろん都内に住む彼に私は会いに行くようになった。
「続きが読みたいの」
「じゃあ、続きはどうしたい?」
ロックバンドに狂うグルーピーのように、
私は彼の言葉に惚れて、彼に抱かれた。
沢山のファンの中で自分が特別扱いをされてると思う事に、
酔っていたのかもしれない。
その男とのセックスは予想通りSMチックだった。
チックというのは、小説の中よりも「ソフト」だったから。
彼の車にいつも常備されてる皮革のバックには人通りのSMグッズが入れられていた。
最初は困惑したのだが、縄しばりも思ったよりも痛くないし「縛る」という行動に「興奮」したのかもれない。
作りもののアダルトビデオの世界を覗いたようだった。
楽しかった。
それでも私はそれが長く続くとは思ってなかった。
楽しく淫靡なセックスも、片方の思い入れの比重により壊れてしまうのだった。
彼は私を本当に愛し始めた。
私は冷め始めていた。
私とのセックスのためだけに生きてるように見えてウンザリした。
彼は彼らしくしててほしかった。
私の我が侭なのか。
素敵な文章を書く小説家が、ただの「エロ中年」に見えた時、
彼のセカンドビジネス「小説家」も幕を閉じる事になる。
何が書きたいのか。
自分にも言えるんだけど。
「○○のためにやってるのに・・・・」
という気持ちは捨てるべき。
「自分のために」
自分を大事に出来たならば、
自然に相手にも伝わるはずだ。
それが素敵だと思う。
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