突発的にセックスをしてしまった相手。
元彼はその日から今日まで連絡はない。
反対に「別れたい」と言ってしまいそれっきり拒否を続けてる私に対して何度も何度も連絡を取ろうとするPさん。
履歴に残るPさんの番号は、見るたびにせつない。
「会いたい。声が聞きたい」
やはりPさんから言われるとぐっとくる。
こんな言葉を吐く人だったのね。
普通なら「やめてよ、しつこいじゃない」って思うだろう。
でも、そうは思えない。
試しているわけじゃないけど、本当にPさんに対してはなんともいえない気持ちが渦巻いているのだ。
物足りない、、、、とも違う。
既婚者との付き合いは、時には辛い。
永遠の愛じゃないけど、それが出来ないような気がするから。。
Pさんの連絡は未だに無視状態の私は、この前もらった小さなぐちゃぐちゃの紙切れの中の数字だけ見つめる。
新しい番号。
結構シンプルな番号だからすぐ覚えてしまいそうだと思った。
この番号のイメージとTの顔を一致させ、私は電話をかけようかどうしょうか少し悩み、でも番号を押した。
「もしもし?」
この声だけで切ってしまいそうだった。
何を話したらいいのだろうか。。。。。。。。
「あ、、、、、あたし。」
「ベビー?電話してきたじゃん。実はさ、電話番号渡したけど後悔したんだよ。かかってこなかったらなんか俺落ち込むような気がしてさ。お前の性格知ってるから、気軽になんか電話してこないし」
「別に・・・なんとなく暇だったし。」
「まぁ、いいや。今さ何飲んでる?」
「何も・・・・毎晩飲んでるわけじゃないわ」
「じゃあ、前のようにまた勝負しょうぜ」
「は?何を言ってるのよ!」
「昔はさぁ、俺がボトル持ってベビーの家行って、
二人でどっちが飲むか勝負したじゃん」
「違うわよ。あなたが飲みたいだけで、私は付き合わされただけじゃない」
「それでも、タコみたいな顔でお前も頑張ってたな。ほんとは飲めねーーくせに」
Tは笑ってた。
シンと静まり返った私の部屋。
Tの笑い声で気温が上がった、、、、気がした。
以前の私たちのように時間を忘れて話をした。
色気なんて全然なくって、
でも私は笑い転げた。
途中、飲み物を取りに行く。
Tに言われたように、
ジンにオレンジジュースを混ぜてそれを飲む。
酔いながらTの声を聞き目をトジル。
「寝るなよ〜(笑 これじゃあ、昔みたいじゃないか。
途中でお前が寝ちゃうから、俺がバイクでお前ン家まで心配になって見に行ってさ。覚えてる?」
「そうそう。夜中なのに誰?ピンポーンって、、なんて思ったもの」
「結局、最初から電話じゃなくって一緒に眠れば良かったね、、、、なんてお前言ってた。可愛かったなぁ・・・・・」
ちょっとジーンとした。
過去のお話だから。
電話を切るとき、
「昔の私」のように、永遠の別れのような気がしちゃって、
涙ぐんでしまった。
はぁ・・・・・(涙
日曜日の朝。
早くに電話が鳴った。
「教会行く?」
Tだった。
私と彼の共通点は二人とも「クリスチャン」だという事。
宗教云々という事じゃなくって、信念が同じ。
彼も小さな頃、父親の仕事の関係でCAに滞在してて、
いろんな人たちと出会い影響され救われたという話。
二人がこの話になると「似てる部分」がより一層重なる。
彼が強く真っ直ぐなのはこの影響だと思う。
鎌倉の彼の知ってる教会へ行った。
「お二人が結婚式の願いを出しに来られたかと思いましたよ」
白髪交じりの優しい笑顔の牧師様は私たちを交互に見て言った。
Tは
「いいっすねぇ」
って、私を横目で見て笑った。
由比ヶ浜も懐かしい。
こんなにすぐ来れるのに、来てなかった場所。
海を見てるだけなんだけど、
なんだか嬉しい気持ちになった。
帰りは音楽を聴きながら鼻歌歌って、
ちょっとウトウトして、
隣のTの存在が心地よかった。
私たちは手が触れることも、
ハグする事も、
キスする事もなく別れた。
「じゃあね、バイバイ」
車の中の彼に言った。
「おぉ、またな」
物凄く自然に過去が現在になったようだった。
「あ、夜、Hな気分になったら電話していい?」
Tが車をバックさせ意地悪そうな顔で言った。
「嘘でいいから、喘ぎ声とかやってくれ」
そんな事を言いながら、またじゃあなって彼は消えた。
彼のペースだった。
振り回されてる。
でも、イヤじゃなかった。
Tとのセックスを思い出してしまった。
誰ともしてないので、私はかなりの欲求不満。
Tは私を誘いもしない。
でも、それで良かった。
そう思うから。
※ しろうさん。
リンクありがとうございました。
相互にさせて頂きましたので、これからもよろしくです(笑
元彼はその日から今日まで連絡はない。
反対に「別れたい」と言ってしまいそれっきり拒否を続けてる私に対して何度も何度も連絡を取ろうとするPさん。
履歴に残るPさんの番号は、見るたびにせつない。
「会いたい。声が聞きたい」
やはりPさんから言われるとぐっとくる。
こんな言葉を吐く人だったのね。
普通なら「やめてよ、しつこいじゃない」って思うだろう。
でも、そうは思えない。
試しているわけじゃないけど、本当にPさんに対してはなんともいえない気持ちが渦巻いているのだ。
物足りない、、、、とも違う。
既婚者との付き合いは、時には辛い。
永遠の愛じゃないけど、それが出来ないような気がするから。。
Pさんの連絡は未だに無視状態の私は、この前もらった小さなぐちゃぐちゃの紙切れの中の数字だけ見つめる。
新しい番号。
結構シンプルな番号だからすぐ覚えてしまいそうだと思った。
この番号のイメージとTの顔を一致させ、私は電話をかけようかどうしょうか少し悩み、でも番号を押した。
「もしもし?」
この声だけで切ってしまいそうだった。
何を話したらいいのだろうか。。。。。。。。
「あ、、、、、あたし。」
「ベビー?電話してきたじゃん。実はさ、電話番号渡したけど後悔したんだよ。かかってこなかったらなんか俺落ち込むような気がしてさ。お前の性格知ってるから、気軽になんか電話してこないし」
「別に・・・なんとなく暇だったし。」
「まぁ、いいや。今さ何飲んでる?」
「何も・・・・毎晩飲んでるわけじゃないわ」
「じゃあ、前のようにまた勝負しょうぜ」
「は?何を言ってるのよ!」
「昔はさぁ、俺がボトル持ってベビーの家行って、
二人でどっちが飲むか勝負したじゃん」
「違うわよ。あなたが飲みたいだけで、私は付き合わされただけじゃない」
「それでも、タコみたいな顔でお前も頑張ってたな。ほんとは飲めねーーくせに」
Tは笑ってた。
シンと静まり返った私の部屋。
Tの笑い声で気温が上がった、、、、気がした。
以前の私たちのように時間を忘れて話をした。
色気なんて全然なくって、
でも私は笑い転げた。
途中、飲み物を取りに行く。
Tに言われたように、
ジンにオレンジジュースを混ぜてそれを飲む。
酔いながらTの声を聞き目をトジル。
「寝るなよ〜(笑 これじゃあ、昔みたいじゃないか。
途中でお前が寝ちゃうから、俺がバイクでお前ン家まで心配になって見に行ってさ。覚えてる?」
「そうそう。夜中なのに誰?ピンポーンって、、なんて思ったもの」
「結局、最初から電話じゃなくって一緒に眠れば良かったね、、、、なんてお前言ってた。可愛かったなぁ・・・・・」
ちょっとジーンとした。
過去のお話だから。
電話を切るとき、
「昔の私」のように、永遠の別れのような気がしちゃって、
涙ぐんでしまった。
はぁ・・・・・(涙
日曜日の朝。
早くに電話が鳴った。
「教会行く?」
Tだった。
私と彼の共通点は二人とも「クリスチャン」だという事。
宗教云々という事じゃなくって、信念が同じ。
彼も小さな頃、父親の仕事の関係でCAに滞在してて、
いろんな人たちと出会い影響され救われたという話。
二人がこの話になると「似てる部分」がより一層重なる。
彼が強く真っ直ぐなのはこの影響だと思う。
鎌倉の彼の知ってる教会へ行った。
「お二人が結婚式の願いを出しに来られたかと思いましたよ」
白髪交じりの優しい笑顔の牧師様は私たちを交互に見て言った。
Tは
「いいっすねぇ」
って、私を横目で見て笑った。
由比ヶ浜も懐かしい。
こんなにすぐ来れるのに、来てなかった場所。
海を見てるだけなんだけど、
なんだか嬉しい気持ちになった。
帰りは音楽を聴きながら鼻歌歌って、
ちょっとウトウトして、
隣のTの存在が心地よかった。
私たちは手が触れることも、
ハグする事も、
キスする事もなく別れた。
「じゃあね、バイバイ」
車の中の彼に言った。
「おぉ、またな」
物凄く自然に過去が現在になったようだった。
「あ、夜、Hな気分になったら電話していい?」
Tが車をバックさせ意地悪そうな顔で言った。
「嘘でいいから、喘ぎ声とかやってくれ」
そんな事を言いながら、またじゃあなって彼は消えた。
彼のペースだった。
振り回されてる。
でも、イヤじゃなかった。
Tとのセックスを思い出してしまった。
誰ともしてないので、私はかなりの欲求不満。
Tは私を誘いもしない。
でも、それで良かった。
そう思うから。
※ しろうさん。
リンクありがとうございました。
相互にさせて頂きましたので、これからもよろしくです(笑
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