沢山眠って沢山夢を見る。
喉が渇いて水を飲んだりお茶を飲んだりしてまた眠る。
一度お見舞いに来たTを玄関先で追い返してしまった。
マンションの一階にいる彼。
インターフォン越に聞こえるTの声。
「ベビー?俺。。。。大丈夫?電話しても出ないからさぁ。。。。。俺に出来ることがあったら何でも言ってよ」
私は寝起きだったため、物凄く不機嫌な声で思いやりもなくこう言った。
「T?私、具合悪いの。だから誰にも会いたくないのよ。そんなのも分からないの?帰って。」
「いや・・・・一人だからさ。買物とかも行けないと思って。。。」
優しい声を聞けば聞くほど嬉しいくせに意地悪な声を返してしまう私。
「眠いの。何も食べたくないの。とにかく・・・・またね」
私はガチャっと電話を置く。
ベッドに戻ってまた眠る。
昼間に眠りすぎたはずなのに、
夜になってもまだまだ眠れた。
映画のオムニバスのように沢山の夢を見た。
その中の一つがとっても懐かしいせつない夢だった。
12歳の私が中学生になった時一人の男の子を好きになった。
その男の子の夢。。。。
その愛だけで他はいらない・・・と思えるような
「片思い」だった。
「過多想い」
という言い方のが良いかもしれない。
12歳から15歳くらいの多感な年頃。
その時のせつなくて苦しい恋心をその夢で思い出し、
夢から覚めた時、私は泣いていた。
身体が弱くなると精神も弱るのね。
次の日は昼頃にTから電話があった。
遠慮がちな声で
「・・・・俺。。。。昨日はごめん。。。。」
「今日さ早く仕事が終わりそうなんだ。夕方もし良かったら行きたいって思うんだけど・・・・いいかな?」
「・・・うん・・・・ありがと」
素直に言えた。
Tの声はいきなり明るくなった。
「ちょっとベビーの顔みたらさ、すぐ帰るし。。。
長居はしないからさ。あと、買って来るものとかあったら俺の携帯に電話してよ」
Tは言った。
コンビニの袋を二つ持ってTはやってきた。
「ベビーの好きな物ばっか買って来たよ」
ヨーグルトやクリームパンやチョコレートが沢山あった。
「こういうの、今食べたくないわ。。。。。でも・・・・」
ありがと。。。って言って彼の首に手を回した。
Tは私のベッドの端に座って私を強く抱きしめた。
風邪がうつっちゃうわ・・・・といっても
いいよ別に・・・・っていいながらTは私に口付ける。
私はネグリジェタイプの部屋着をきていた。
勿論ブラはつけてなかったので
そのキスで私の乳首は突起した。
彼は手の平でそれを確認してた。
「風邪なのにさぁ・・・・ベビーはエッチだなぁ」
Tは私の胸を弄ぶ。
「じゃあ、やめて。アナタが触るからじゃない」
「白い胸がさ、こう肌蹴ちゃったのを見たらやめれないよ」
今度は乳首を舌で舐めまわす。
私のくしゃみでTは愛撫を止めて今度はドクターの様な顔になり、
「薬飲んだ?病院には行った?」
と言った。
「病院は行ってないけど薬は飲んだわ。それに沢山寝たから大丈夫」
私はベッドに横になった。
Tは私の化粧してない顔をじっと見てキスをする。
「ベビーは化粧してないほうが可愛い」
なんて言う。
「・・・・というか、綺麗だなぁ。。。って思ってさ」
照れるじゃない。。。。
私は真っ赤になりブランケットを頭からかぶる。
一日ぶりに食事をする。
Tの買ってきたヨーグルトと、
うどん。
ちょっと食べてただけですぐお腹いっぱいになった。
でもその後は身体中マッサージしてもらう。
ウトウトしてしまったようだ。
時計を見ると10時すぎ。。。
Tは暗い部屋でTVを見てた。
「T?もう帰ったかと思ったわ。もう大丈夫だから。。。。」
Tは小さいTVの音をもっと小さくして、
「あ、起きちゃった?さっき熱っぽかったから心配でさ。」
と、私のオデコを触りに来た。
「まだちょっと熱あるんじゃない?」
体温計はベッドのサイドテーブルに置いていた。
すぐ計るとやはり少し熱が出てた。
夜になると、また調子が悪くなるようだ。
着替えだけしてまたベッドに潜る。
Tは手だけ握ってまたTVを見始めた。
私はそのまま朝まで眠ってしまった。
朝は6時半頃に寝覚めた。
勿論Tの姿はない。
なんだか悪かったなぁ・・・って思いながら
私は久しぶりにコーヒーを淹れた。
Tがいたらコーヒーなんて駄目だよって言うかな?って思ったけど薄いアメリカンにして飲む。
身体が温かくなって気持ち良かった。
昨晩は精神的に物凄く満たされた気分だった。
Tのお陰ね。
部屋はTのつけていたコロンの匂いが残っていた。
私がTと最初につきあってた頃と同じものだ。
再会した時は確か違う匂いだったはずなのに・・・・・
懐かしい匂いに酔った。
とっても心が癒され落ち着いた気分になった。
見知らぬ者に冒険心が擽られる事もあるんだけど、
既に知っていて安心できる匂いが自分に属していると感じたら、
それは前者に勝る。
回復にむかってる私。
22日からアメリカに行く話は、
まだTにはしていない。
喉が渇いて水を飲んだりお茶を飲んだりしてまた眠る。
一度お見舞いに来たTを玄関先で追い返してしまった。
マンションの一階にいる彼。
インターフォン越に聞こえるTの声。
「ベビー?俺。。。。大丈夫?電話しても出ないからさぁ。。。。。俺に出来ることがあったら何でも言ってよ」
私は寝起きだったため、物凄く不機嫌な声で思いやりもなくこう言った。
「T?私、具合悪いの。だから誰にも会いたくないのよ。そんなのも分からないの?帰って。」
「いや・・・・一人だからさ。買物とかも行けないと思って。。。」
優しい声を聞けば聞くほど嬉しいくせに意地悪な声を返してしまう私。
「眠いの。何も食べたくないの。とにかく・・・・またね」
私はガチャっと電話を置く。
ベッドに戻ってまた眠る。
昼間に眠りすぎたはずなのに、
夜になってもまだまだ眠れた。
映画のオムニバスのように沢山の夢を見た。
その中の一つがとっても懐かしいせつない夢だった。
12歳の私が中学生になった時一人の男の子を好きになった。
その男の子の夢。。。。
その愛だけで他はいらない・・・と思えるような
「片思い」だった。
「過多想い」
という言い方のが良いかもしれない。
12歳から15歳くらいの多感な年頃。
その時のせつなくて苦しい恋心をその夢で思い出し、
夢から覚めた時、私は泣いていた。
身体が弱くなると精神も弱るのね。
次の日は昼頃にTから電話があった。
遠慮がちな声で
「・・・・俺。。。。昨日はごめん。。。。」
「今日さ早く仕事が終わりそうなんだ。夕方もし良かったら行きたいって思うんだけど・・・・いいかな?」
「・・・うん・・・・ありがと」
素直に言えた。
Tの声はいきなり明るくなった。
「ちょっとベビーの顔みたらさ、すぐ帰るし。。。
長居はしないからさ。あと、買って来るものとかあったら俺の携帯に電話してよ」
Tは言った。
コンビニの袋を二つ持ってTはやってきた。
「ベビーの好きな物ばっか買って来たよ」
ヨーグルトやクリームパンやチョコレートが沢山あった。
「こういうの、今食べたくないわ。。。。。でも・・・・」
ありがと。。。って言って彼の首に手を回した。
Tは私のベッドの端に座って私を強く抱きしめた。
風邪がうつっちゃうわ・・・・といっても
いいよ別に・・・・っていいながらTは私に口付ける。
私はネグリジェタイプの部屋着をきていた。
勿論ブラはつけてなかったので
そのキスで私の乳首は突起した。
彼は手の平でそれを確認してた。
「風邪なのにさぁ・・・・ベビーはエッチだなぁ」
Tは私の胸を弄ぶ。
「じゃあ、やめて。アナタが触るからじゃない」
「白い胸がさ、こう肌蹴ちゃったのを見たらやめれないよ」
今度は乳首を舌で舐めまわす。
私のくしゃみでTは愛撫を止めて今度はドクターの様な顔になり、
「薬飲んだ?病院には行った?」
と言った。
「病院は行ってないけど薬は飲んだわ。それに沢山寝たから大丈夫」
私はベッドに横になった。
Tは私の化粧してない顔をじっと見てキスをする。
「ベビーは化粧してないほうが可愛い」
なんて言う。
「・・・・というか、綺麗だなぁ。。。って思ってさ」
照れるじゃない。。。。
私は真っ赤になりブランケットを頭からかぶる。
一日ぶりに食事をする。
Tの買ってきたヨーグルトと、
うどん。
ちょっと食べてただけですぐお腹いっぱいになった。
でもその後は身体中マッサージしてもらう。
ウトウトしてしまったようだ。
時計を見ると10時すぎ。。。
Tは暗い部屋でTVを見てた。
「T?もう帰ったかと思ったわ。もう大丈夫だから。。。。」
Tは小さいTVの音をもっと小さくして、
「あ、起きちゃった?さっき熱っぽかったから心配でさ。」
と、私のオデコを触りに来た。
「まだちょっと熱あるんじゃない?」
体温計はベッドのサイドテーブルに置いていた。
すぐ計るとやはり少し熱が出てた。
夜になると、また調子が悪くなるようだ。
着替えだけしてまたベッドに潜る。
Tは手だけ握ってまたTVを見始めた。
私はそのまま朝まで眠ってしまった。
朝は6時半頃に寝覚めた。
勿論Tの姿はない。
なんだか悪かったなぁ・・・って思いながら
私は久しぶりにコーヒーを淹れた。
Tがいたらコーヒーなんて駄目だよって言うかな?って思ったけど薄いアメリカンにして飲む。
身体が温かくなって気持ち良かった。
昨晩は精神的に物凄く満たされた気分だった。
Tのお陰ね。
部屋はTのつけていたコロンの匂いが残っていた。
私がTと最初につきあってた頃と同じものだ。
再会した時は確か違う匂いだったはずなのに・・・・・
懐かしい匂いに酔った。
とっても心が癒され落ち着いた気分になった。
見知らぬ者に冒険心が擽られる事もあるんだけど、
既に知っていて安心できる匂いが自分に属していると感じたら、
それは前者に勝る。
回復にむかってる私。
22日からアメリカに行く話は、
まだTにはしていない。
コメント