でもアウトドアは嫌い
2006年6月16日 趣味
私はZさんと旅行してた。
でも、まったくややこしい関係なのだ。
なぜなら私がややこしい感情を彼に抱いてるから。。。
Zさんは私にかなりのお金を使う。
海に行こうと誘われた時、あれこれ文句を並べてるのにめげずにOKサインが出るまで話を変えない。
海に行きたくなっちゃうような、
そんな買い物をする。
サンダルとか新しいサンスクリーンクリームとか。
短時間にいろんな袋を抱えてるZさんは、
見ていて気持ちよい。
Pさんは私との買い物を好まない。
「欲しいものがあったら買いなさい」
こう言うだけ。
でも、ベッドでのお楽しみは大好きな人なのだ。
Zさんは男性にしてはチョロチョロとした買い物が好きだ。
それはあんまり私の好みの男性像ではないのだけど。
友達と買い物するのは嫌いけど、
はっきりした好みで即効買いの彼のやり方は楽しい。
私はZさんの思惑通り、
早朝にきっちりと準備して彼のリミテッドに乗り込んだ。
他に向こうには彼の友達も来ていた。
「俺たちよくこうして集まるんだけど。楽しいよ、Zって。」
嫌味を感じさせない程度に、
Zさんの男友達は彼をアピールする。
「ベビーちゃんには彼氏がいるらしいって言ってるけど、
優しいなぁ。。付き合ってやってるんだね、Zに。。。」
「そういうわけじゃないですけど・・・。Zさんとお話してると、だんだん彼のペースに巻き込まれちゃうみたいなんです」
「ハマッテルってわけ?」
「まさか〜」
笑いながら、Zさんの友達とも打ち解けていった。
彼所有のキャビンはよく手入れがされていた。
そんなに煌びやかではないけど、
ログハウスの素朴さは本当の彼が持ってる物に近い感じかもしれない。
すぐに水着に着替えその上から薄いサンドレスを着た。
肌に直接当たる風は心を開放的にしてくれるけど、
実はあんまり外にいるのは好きではない。
海もあんまり綺麗じゃないと入れないし、
虫とかも駄目。
あぁ。。。
ロマンティックにはなれないわ。
いちいち気になるんだもの。
外の楽しみっていったい何?
この季節は、
お外での悪戯も楽しいものだけど。
文句、文句の私。
ごめんなさいってあとで少し思えた。
だんだん空が綺麗になったし、
風も砂も、馴れてきたから。
Zさんの連れて行ってくれたレストランは文句なしに美味しかった。
昼間外に長くいたせいか、
疲れてしまって食欲は落ちてたけど。
前菜を中心に、お酒も私の好みで嬉しかった。
Zさんの友達は他のビーチハウスに行き、
彼等はこの近辺の常連のようだった。
二人女の子も来ていた。
誰かしらの彼女なのだろうか。
Zさんを意識してる女性を一人発見。
私を見る目が鋭いのだもの。
いやだな、Zさん。
誘う相手間違ってない?
ミンナと合流したり、
そして別れてから。。。。
勿論二人きりになる。
夜。
子供じゃないんだから。
夜は普通にZさんとやるって思っていた。
「先にシャワーしてくるといいよ」
彼にはかなりの余裕があるのか、
それとも私に興味がないのか。
なんだか色気のない話し方なのだ。
初めての女と共にするベッドの前は、
もっとギラギラすればいいのに。
私はそういう姿を見るのが好き。
Zさんの事は。
好きじゃないけど、
嫌いじゃない。。
そういう気持ちってない?
私は裸になりシャワーを浴びた。
ドキドキしてない。
でも、
何かに期待してた。
下着はつけず部屋着になる。
部屋にはZさんの姿はなかった。
どうしようかと外を見てたら、
海から流れる風を気持ち良いと感じてた。
間もなく日焼け顔のZさんは戻って来た。
「明日はボートに乗ろう」
そう嬉しそうに言ってバスルームに消えた。
私はベッドに横になりながら、
ウトウト寝ていた。
こういう時に、
眠れちゃう私ではないのに。
お酒を飲みすぎたせいね。。。。
彼がベッドに潜り込んできて、
私の手を握った。
身体がビクッてなった。
でも普通に「寝ちゃったわ」と言った。
冷静な声だった。
「昼間はずっと外だったからな。日を浴びて疲れたんだよ。ベビーちゃんには苦手分野だったみたいだね」
「うん。外は駄目。。。虫にも刺されたし日焼けもしちゃったわ、きっと。。目も赤くない?」
一緒のベッドに入っているくせに、
Zさんの顔が近づいてきたのにドキリした。
「目薬持ってくる」
ヒョイと飛び降り、小さな可愛い救急箱を持って来た。
「凄い。こんなものもあるのね。」
「俺はよく怪我もするし、いつのまにかゴチャゴチャいろいろ集まったよ」
目薬を取り出すと私に渡してくれた。
私は後ろ向きになり顔を上に向ける。
目薬を点すとちょっとしみた。
涙を流した後の気分になり、
心が寂しいような、でもホッとするような感じになった。
背中に温かみを感じた。
Zさんが私の背中から抱きしめていた。
うなじに唇を這わせ、
彼の腕はぎゅうっと力が入った。
それから。。。。
「何もしないよ」
の言葉は半分は嘘だった。
半分というのは罪なもので、
火照りは残り、
かえって難しい気持ちになるものだった。
※ 麗さん。
リンクして下さりありがとうございます。
相互にさせて頂きました。
これからも、よろしくお願いします。
でも、まったくややこしい関係なのだ。
なぜなら私がややこしい感情を彼に抱いてるから。。。
Zさんは私にかなりのお金を使う。
海に行こうと誘われた時、あれこれ文句を並べてるのにめげずにOKサインが出るまで話を変えない。
海に行きたくなっちゃうような、
そんな買い物をする。
サンダルとか新しいサンスクリーンクリームとか。
短時間にいろんな袋を抱えてるZさんは、
見ていて気持ちよい。
Pさんは私との買い物を好まない。
「欲しいものがあったら買いなさい」
こう言うだけ。
でも、ベッドでのお楽しみは大好きな人なのだ。
Zさんは男性にしてはチョロチョロとした買い物が好きだ。
それはあんまり私の好みの男性像ではないのだけど。
友達と買い物するのは嫌いけど、
はっきりした好みで即効買いの彼のやり方は楽しい。
私はZさんの思惑通り、
早朝にきっちりと準備して彼のリミテッドに乗り込んだ。
他に向こうには彼の友達も来ていた。
「俺たちよくこうして集まるんだけど。楽しいよ、Zって。」
嫌味を感じさせない程度に、
Zさんの男友達は彼をアピールする。
「ベビーちゃんには彼氏がいるらしいって言ってるけど、
優しいなぁ。。付き合ってやってるんだね、Zに。。。」
「そういうわけじゃないですけど・・・。Zさんとお話してると、だんだん彼のペースに巻き込まれちゃうみたいなんです」
「ハマッテルってわけ?」
「まさか〜」
笑いながら、Zさんの友達とも打ち解けていった。
彼所有のキャビンはよく手入れがされていた。
そんなに煌びやかではないけど、
ログハウスの素朴さは本当の彼が持ってる物に近い感じかもしれない。
すぐに水着に着替えその上から薄いサンドレスを着た。
肌に直接当たる風は心を開放的にしてくれるけど、
実はあんまり外にいるのは好きではない。
海もあんまり綺麗じゃないと入れないし、
虫とかも駄目。
あぁ。。。
ロマンティックにはなれないわ。
いちいち気になるんだもの。
外の楽しみっていったい何?
この季節は、
お外での悪戯も楽しいものだけど。
文句、文句の私。
ごめんなさいってあとで少し思えた。
だんだん空が綺麗になったし、
風も砂も、馴れてきたから。
Zさんの連れて行ってくれたレストランは文句なしに美味しかった。
昼間外に長くいたせいか、
疲れてしまって食欲は落ちてたけど。
前菜を中心に、お酒も私の好みで嬉しかった。
Zさんの友達は他のビーチハウスに行き、
彼等はこの近辺の常連のようだった。
二人女の子も来ていた。
誰かしらの彼女なのだろうか。
Zさんを意識してる女性を一人発見。
私を見る目が鋭いのだもの。
いやだな、Zさん。
誘う相手間違ってない?
ミンナと合流したり、
そして別れてから。。。。
勿論二人きりになる。
夜。
子供じゃないんだから。
夜は普通にZさんとやるって思っていた。
「先にシャワーしてくるといいよ」
彼にはかなりの余裕があるのか、
それとも私に興味がないのか。
なんだか色気のない話し方なのだ。
初めての女と共にするベッドの前は、
もっとギラギラすればいいのに。
私はそういう姿を見るのが好き。
Zさんの事は。
好きじゃないけど、
嫌いじゃない。。
そういう気持ちってない?
私は裸になりシャワーを浴びた。
ドキドキしてない。
でも、
何かに期待してた。
下着はつけず部屋着になる。
部屋にはZさんの姿はなかった。
どうしようかと外を見てたら、
海から流れる風を気持ち良いと感じてた。
間もなく日焼け顔のZさんは戻って来た。
「明日はボートに乗ろう」
そう嬉しそうに言ってバスルームに消えた。
私はベッドに横になりながら、
ウトウト寝ていた。
こういう時に、
眠れちゃう私ではないのに。
お酒を飲みすぎたせいね。。。。
彼がベッドに潜り込んできて、
私の手を握った。
身体がビクッてなった。
でも普通に「寝ちゃったわ」と言った。
冷静な声だった。
「昼間はずっと外だったからな。日を浴びて疲れたんだよ。ベビーちゃんには苦手分野だったみたいだね」
「うん。外は駄目。。。虫にも刺されたし日焼けもしちゃったわ、きっと。。目も赤くない?」
一緒のベッドに入っているくせに、
Zさんの顔が近づいてきたのにドキリした。
「目薬持ってくる」
ヒョイと飛び降り、小さな可愛い救急箱を持って来た。
「凄い。こんなものもあるのね。」
「俺はよく怪我もするし、いつのまにかゴチャゴチャいろいろ集まったよ」
目薬を取り出すと私に渡してくれた。
私は後ろ向きになり顔を上に向ける。
目薬を点すとちょっとしみた。
涙を流した後の気分になり、
心が寂しいような、でもホッとするような感じになった。
背中に温かみを感じた。
Zさんが私の背中から抱きしめていた。
うなじに唇を這わせ、
彼の腕はぎゅうっと力が入った。
それから。。。。
「何もしないよ」
の言葉は半分は嘘だった。
半分というのは罪なもので、
火照りは残り、
かえって難しい気持ちになるものだった。
※ 麗さん。
リンクして下さりありがとうございます。
相互にさせて頂きました。
これからも、よろしくお願いします。
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