好き嫌い

2007年3月6日 読書
自分に似てる所を好きな人の中で発見したり、

絶対私に無いものを持つ男に憧れたり、

味付けや嗜好が一緒だったり、

笑いのツボが人とは違うけどこの男とは同じだったり、

同じ濃さの匂いを持っていたり。


だから出会いは素敵で怖い。



ベッドに入って男が私の体を弄るとき、

痛かったり、

的が外れてるのを感じる時がある。

素直に言葉に出せず心で願う時がある。

   こうして・・・・・・



それはいつもだいたい叶わない。

嘘の吐息はばれず、

滑り込むような快楽は来ない。



期待ままならずに、

相手の体温がどんどん急上昇する時、

軽く演技してる私は嫌悪感に包まれる。


心臓音は決して乱れず。



最近の私は男の射精のような終わりがない。

折れ線グラフの山は低く下降線を下る。

体は冷たいまま、

痛みだけ残る。



心を深く愛され、

長く、

柔らかく、

舐められ続けられたら・・・・・


攻撃的なピストンも、

すんなり受け止められるはずなのに。



ずっとずっと昔。

新宿駅でナンパされ、

そのまま一緒に飲んで寝た。

相手は背が高かった。

「君、可愛いね。本当に、いいの?」

男はこんな言葉を繰り返した。

心と裏腹に私の下半身はぐちゅぐちゅに濡れちゃったのが、

悔しかったっけ。

そんな小さな夜を思い出した。

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