異性に求めるもの。

自分にないもの。

予想出来ない考え方。



あぁ、私と似てるわ。

と、嬉しくなる事はあるけど、
長続きはしない。

似てる部分は形を変えて見せて欲しい。



ずっと不調で家で大人しくしてた私。

咳と頭痛はかなり辛く今もちょっと駄目。

電話をしたりネットをするのも面倒だった。

なんだか苛付き怒ってばかりだったので、
こういう時は一人が良いのだろう。

部屋を片付けた。
夜中になるとなんだか無我夢中で生理整頓していた。

この前ごっそり本を買ったけどまだ読んでいない。

買ってしまったら安心してしまったというか本棚に並べて満足する。


Pさんとはまだ会っていない。

馬鹿みたいに意地を張ってる私。

「今度電話があったら素直になろう」

と、思うけど今だに実行できず。



今日から6月。

寝室もキッチンもリビングもすっきりした。

ちょっと模様替えしようか。

一眠りして買物に行こう。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

J．A．Bさん、お気に入りにさせて頂きました。

また、☆ミホ☆さん、タリーさん。
お気入りに登録ありがとうございます。
相互にさせて頂きましたので、これからもよろしくお願いします。

※　ちょこっとヒトコト秘密書きました。



咳が出る。


熱っぽい。

苛立つ。

オンナ友達に電話して思ってる事を喋り捲ってるのに気持ちが落ち着かない。

車のキーを持って外へ出る。

近寄ってくる者を跳ね除けて、

未知の者と接したくなる。

遊びたい。

遊ばれたい。

壊れてもいいから発散したい。

濁った心ン中は気持ち悪い。

喉が渇いたのでアイスコーヒーを買う。

立ち飲みに近い形で座る。

ストールに腰かけると、

ミニスカートが太ももまで上がる。

野暮ったい男しか周りにいなかったけど、

そんな男にでもいいから犯されたい気分になる。

初めて見る顔の男にナンパされてラブホにいそいそ入るような・・・・そんな事を想像する。

伊勢崎町にある大きな本屋。

私はあそこでよく男に声をかけられる。

本気で読みたい本を探してる時に。

静かな場所で男の視線を感じると、
だいたいその男たちは近寄ってくる。

私には隙があるから？

世間話をするだけの時もあるし、
携帯＃を貰う時もある。

そのまま妙な気分になっちゃってホテルまでタクシーを飛ばすこともある。

平日の午後。

皆、仕事の途中だったりする自由業の人とかが多い。

今日もそうだった。

1年に一回だもの。
まだまだ引きずって誕生日話を。

23日の早朝は誕生日前夜祭を終えご機嫌で眠った。

Pさんは忙しいとかなんとかいってもきっと会いに来てくれるだろう・・・なんて期待をする私。

ベッドで疲れた体を伸ばしても、頭の中はイロイロ考えてた。

ウトウトしてたら電話が鳴った。

飛びつくように取る。

「もしもし？」

「・・・・・・・ガチャ」


間違い電話？
なんだかイヤな気分。
Pさんだと確信してた私は落胆する。

それから眠れなくなってしまったのでシャワーする。

「家で寝る」

なんて嘘。

きっちり化粧していつでも外出できる服装に着替えた。
何も予定はないのに。

時間が経つにつれ焦る私。

（昨日あんなにたのしくお祝いしてもらったんだからいいじゃない。充分よ。あなたって本当に欲張りね。子供じゃないんだから誕生日って事で何を騒いでるのよ）


心の奥底で私が言う。
腹を立ててる自分に向かって。


どこに行くあてもないのに、
たっぷり塗ったマスカラの睫毛をバサバサさせながら読書をするが上の空。

日曜日のTVはいつもの数倍もツマラナイし。

遅めのランチでも食べに行こうかしら？って思い友達に電話をかける。
3人目でヤメタ。
悪い事は続くもの。
きっと4人目も先約があるだろうと思って。

一人勝手に

「どうして一人も誘ってくれないの？」

って頭にくる。

電話も鳴らない。











夜の礼拝へ行く。
イライラしてたら駄目だ。
落ち着かなきゃ。
神様に感謝の気持ちを・・・・って。








23日は終わった。

夜中の零時を過ぎたら心がスッとした。

何を躍起になってたんだろう。

子供みたいね、私。


男とセックスするとか、
花束が届くとか、
素敵なホテルに行くとか、
何かスペシャルな事があるとか、










何もなかったわ。







電話が鳴った。

「Hello! Sweetheart.happy Birthday!!!」

Dだった。

アメリカはまだ23日か・・・・


でも、意地悪に私は言った。

「You know My birthday is over.」

冷たいかな？と思いつつそう言った。

彼はこっちはまだ23日だよと明るく言うので私もなんだか怒ってるのが馬鹿らしくなる。

Dは私をMISSしてるといい、
それはそれで嬉しかった。

Dとの電話が終わると昼間に私がかけまくった女友達からマシンガンのように続けてコールバックだ。

「今からどこかで飲もうか？」
「いいわ。もう今日は疲れちゃったし」
「彼と会ってた？」
「いないわよ、そんな人」
「またぁ！彼はどうしたの？」
「別れたじゃない。言わなかったっけ？」
「じゃあ今は？」
「恋人じゃないし、、、、愛人ってとこかな？」
「何それ〜ちゃんと恋愛しなさいよ」
「してるよ。大丈夫」


なんて感じ。




24日になってからというより、夜が深まるにつれ元気になる私。

3時になったので電気を消す。


携帯が鳴った。

「今から行くよ」

Pさんだった。
低く疲れた声。





「ごめんね、眠いの」





そういって電話を切って寝る。

こんな私なのだ。

なんだかヒドイ自己嫌悪と倦怠感の中、
久しぶりに「夜のお仕事」へ出かけた。
女友達から電話があり「ヘルプ」に。

22日の夜10時から。

久しぶりだった。
働くのもこの店に入るのも。

女友達と飲みに行くのにはディープすぎるこの店だし、
男友達とは行けない。

お仕事としてだったらココは楽しい。
常連様や私を気に入って下さるお客様がいるから。
私は「誉め言葉」の中毒者になってるのかもしれない。

ここに来る男たちは稼いだ金で飲み、
女の匂いを嗅ぎ楽しむ。

ほとんどギャンブルに近い形で「その夜のお相手」を
掴むラッキーな男性もいれば、
「喋ること」
で、心のストレスを解消されて帰宅する方もいる。

それぞれの気持ちが渦巻いてるけど、
私はこの人々の混じった気持ちが心地よい。



0時になった時、
店のオーナーがケーキを出してくれた。
私の年齢の数のキャンドルに火が灯ってて綺麗だった。

「ベビーちゃんが好きなチョコレートケーキ、実はさっき買ってきたんだよ」

オーナーがキャンドルの火で照らされた顔で言う。


「あと・・・・これ、みんなから」

って小さな箱をくれた。

見覚えのあるお店の紙袋だった。
ゴソゴソ開けてみる。

「ピアス」

だった。

私の誕生石の緑の石。
エメラルドとキラキラ星屑のようなダイヤモンド。

「普通こういうの彼氏から貰うんだろうけど・・・・」

オーナーは頭を掻きながら笑ってた。
嬉しい。とっても嬉しい。

お店の女の子たちはそれぞれハグをしておめでとうって言う。
照れと幸福感に包まれた。

常連のお客様は、

「えっ、ベビーちゃんのお誕生日だったの？教えてくれなきゃ駄目じゃない。うーーーん、何かしてあげたいなぁ」

なんて言ってくれた。

「でもでも今日は彼と過ごすんでしょ？」

「いいえ、帰ったら寝ます（笑）」

「じゃあお店が終わったらお寿司、、、行きます？」

「わぁーーい」

って感じで盛り上がり
シャンペンとケーキで乾杯。

オーナーが私のバースデーを覚えてくれてたのが嬉しかった。



1時過ぎてから女友達が彼氏と店に来た。

「ベビー！おめでと」

彼女は既に酔ってて頬はピンク色だった。
私のほっぺにキスをすると、

「これ、前に欲しいっていってたじゃない？」

って包みを渡す。

「どうせ誕生日は男とどっか行っちゃうと思ってさ。今日ココって聞いたからわざわざ来たのよ。でもコレはずっと前にオーダー入れて買ったのよ、感謝しないさいねぇ」

彼女のいつも嫌味は実は優しい。

サンダルだった。
これがお店に並んだ時、欲しい！って思った奴。
きっとサイズがなくってオーダーしてくれたのだ。

素足に履く。
ピタッとフィットした。

「シンデレラの気分だねぇ」

お客様が言いみんなで笑う。



お店を閉めて6人でお寿司やさんに行く。
嬉しくて興奮状態だったので、
お酒も食事もあまりとってなかった。
だから、お寿司は美味しかった。

時間の感覚もなくって
夜に吸い込まれてる気分だった。
夜と朝の間の時間。。。。。。

ちょっと如何わしい店で遊んで行く？
って女友達が言ってくれたけど
コーヒーだけ買って帰ることにした。

「今度ね。ありがと」


外はもう朝。
ヒドイ曇り空だったけどそんなに気にならなかった。



部屋に戻る。

早朝。これから寝よう。

メールボックスを空けたら数通メールが来てた。
どれもおめでとうメール。

1番早い時間だったのがT君だった。
彼はいつも優しい風を運んでくれる。



優しい気持ちに包まれ私は眠りに付く・・・・



今日は
はじまったばかり・・・

と、いってもどこにも行かれるわけじゃないのに。

天気の悪さと度重なるキャンセルと咳と痛みのある生理。
これで私の毎日はかなりドンヨリしてる。

5月は1年のうちで一番好きだったのに。
だって誕生日月だから。

1年に一回、なんとなく嬉しい日。

私は今でも誕生日を特別な日って感じで祝ってもらいたい性質である。

それなのにPさんが仕事って言うじゃない。

今度の日曜日なのに・・・・



Pさんに関してはいろんな意味で葛藤があって、
それでもなんとか自分を保ってた。

お互いなんとなく「本気」の付き合いになってきたのは、
きっと私が彼氏と別れたから。。。

不思議な関係の私たちだけど、
今はちょっとバランスが悪い。
グラグラしてる。


私は以前のように軽く「愛人」を振舞ってるけど、
やっぱりどこか悲しい。

Pさんはなんとなく「張り切って」るように見える。
でもどこかで「無理」してるようで。。。。

「ベビー、今度から毎週会おうか」

って言うけど絶対無理だと知ってるし、

「キャンセル」

の時が結構辛い。



ちょっと弱ってるなぁ、私。

※　秘密更新しました








すっごく「イキタク」なる時がある。

男性なら「出したい」って奴だろう。

セックスじゃなくていいの。

とりあえず、オナニーしたくなる時。

夜、お風呂から出て。

ちょっと透けてるネグリジェを着た。

その生地は優しく柔らかく私の乳首を刺激する。

パンティははかない。

すぐ脱ぐから。

パンティの上から触るのも気持ち良い時はあるけど・・・・


ベッドの上にマクラを数個重ねて横になる。

鏡を置く。

自分のおまんこがよく見えるように。。

指で開く。

自分の指なのにこんなに感じて。

鏡の中の指は他人に感じられる。

軽く指を舐めてクリトリスを触る。

快感を感じ目を瞑って誰かにクンニされてる状況を想像する。

鏡を見るとトロトロ愛液が出始めてる。

鏡に映る自分のおまんこはとってもイヤらしくグロテスクだった。

でもこれを男って愛するのね。



この前、Pさんとのセックスでオナニーをさせられた。

なんか恥ずかしくて本気でオナニー出来ず演技してしまった。

自分の快感というよりも、Pさんを興奮させるオナニー。

でもPさんにはバレタ。

「もっと乱れなきゃな・・・・」

私の幼稚なオナニーは終了させられ、
ペニスを突かれた。

私のおまんこは「お預け」から解放され、
咥え込んで喜んだ。

その時のセックスを思い出し、
私はクリトリスをこすった。

自然に声が出る。

腰を浮かせながら、
鏡を見たり目を瞑ったり・・・・・

右手の親指でクリトリスをこすりながら、
左の中指と人差し指をおまんこの穴に入れる。

鏡の中の私の体の一部は、
ヒダの中のピンク色を液体で光らせながら、
ぴちゃぴちゃと音を立て始めた。



Pさんの貸してくれたAVビデオはちょうど、
男優がフィンガーファックをしていた所だ。


その女優はお尻の方まで愛液を垂らして喘ぐ。

それを男が言う。厭らしく意地悪に。。。。。


私は指の動きを早めそしてイク。

身体が震え快感に心臓が波打つ。



セックスじゃなくても、
こうやって興奮してしまう私。

でも今度は男のペニスが欲しくなる。


私って盛りがついてしまった猫みたい。

素直でいたいと思う。

実際に見聞きする事を、

一応『あるがまま』に受け入れなきゃ。

奥底に流し込み、

深く沈めて、

それから心の奥底で思い巡らせばいい。





拗ねたり、ひがんだり、曲がりたくない。

せめて自分の事は好きでいたい。





本当の意味で、

素直になりたい。

周りに多い。

自分もそのうちの一人かと。

不倫相手って恋人？



不倫は絶対いけないと思いつつ、

自分が落ちると、

「ただの恋」

って解釈してしまう。

でも人のモノは人のモノ。

人のモノだから欲しいのか？



沢山落ちてる石の中で、

自分が気に入ったのを拾ってみる。

「それ、私のよ」

って言われても返すことは出来ない。




最初から誰かが大事に抱えてたものは、

奪ってまで欲しくないけど。

人のモノはいらないのよ。



誰かを愛したらならば、

精一杯愛したい。

それで悩むことはしたくないし、

多分、目を瞑ることも多い。

それが私流だから。

朝、いつものようにシャワーを浴びる。

まず髪の毛を濡らして洗う。

自分の好きな香りだ。

この匂いは絶対自分。

それに女性用の匂い。

一時、ユニセックスものに凝ったことがあった。

好きな男の匂いを感じていたくて、

彼のつけてるコロンをつけたりした。

眠る時に。

今はそんな事はしない。

コロンをむやみにつける男も好きではないし、

清潔な物を身につけていれば、それでいいと思ってる。


洗った髪の毛をタオルで包み、

今度は身体を洗う。

固形石鹸をタオルに擦り付ける。

左腕から首、胸、お腹、

右腕から同じに・・・・

太ももと脚を洗う。

背中の次は大事な所を・・・・

そこを洗う時だけいつも思う。

今日はここに顔を埋める男がいるのだろうか？

と。

指で念入りに洗う。

右足をバスタブの淵に上げて、

お尻の穴までゆっくりと。。。。


朝のシャワーで30分経過。

湯気で曇った鏡に私の裸が映る。


いつもならすぐに下着をつけるところだけど、

今日は身体をタオルで拭いてから、
裸で過ごす。

髪の毛は濡れたままブラシをしオールバックにする。

お腹がすいたのでコーヒーを沸かし、
朝食にする。

グレープフルーツを半分に切り、
トーストにはいちごジャムを塗る。
バニラ風味のヨーグルトも。

裸のまま、
滑稽な風景。

でも、なぜか気持ちよかった。

時々鏡に映る自分の裸体を見て、

あ、前かがみで格好悪いなぁ、、、、とか。

おっぱいはこの角度がいい形ね、、、、とか。

一人考えて笑ってしまう。

急に小学生の時と、中学生の時の修学旅行のお風呂を思い出す。



あとは、秘密にて・・・・・

ちょっと私と関係しません？

秘密日記のみです。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

※千香さん、お気に入り登録ありがとうございました。
　相互にさせて頂きました。
　これからもよろしくお願いします。

本当に感じると声って出なかったりする。

吐息程度。



喘ぐ声は自分でもかなり厭らしい。

その声で男のペニスがもっと固くなるのを知ってる。



充分舐められて挿入されるのもいいけど、

乾いた所にぎゅっと入れられて、

擦るたびにヌルヌルになっていくこの身体を感じる。




Pさんに連れられまたもや行ってしまった。

スワップ。

「ベビー元気ないからさ。楽しもうよ」

しっかり頭の中の「常識」を消して、

遊ぶ私の身体。


これが良い事とは思わないけど、悪いとも思わない。

ただあとから少し「虚しい」けど。



興奮し始めたら、

周りの人間の乱れた場所に飛び込みたくなる。




ただ足をM字に拡げて、

男の舌を感じるだけ。




Pさんはそんな私を眺めてた。

私の乳首を愛撫しながら。。。。。



こんな場所がある。

愛じゃなくて、

興奮を求めに・・・

ちょっと疲れた。

いろいろマトモに考えたので、
かなりブルーになる。

私はいい加減ぐらいな考え方のが丁度いい。

日本に戻ってきてから嬉しい事ばかり続いてる。

ゴールデンウィークなんてモノはとっくに忘れてたけど、Pさんは私の戻るのを待って休日をとってくれた。

「まぁ、俺の場合いつでも休みは取れるから・・・別に今回は特別じゃないよ。ゴールデンウィークだって仕事してた方が都合が良かったし。。。」

なんて、はしゃいだ声が受話器から聞こえる。

今日の夕方から日曜日まで一緒に過ごす・・・・予定。





私は夜行性フクロウになってしまい、
夜中ごそごそとスーツケースを開けたりしてる。

荷物はほとんど船便で送ったので、私のスーツケースはお土産とか即効必要なものばかり。

過激な下着とかHなおもちゃとかも購入。

スーツケースは開けられなくて良かった。セーフ。（笑）

「黒のバックは必ず開けられるよ」

なんて女友達が言ってたので、私のスーツケースは赤にしたんだけど。

こっちのがかえって目立つような・・・・・

でも荷物が少なかったので正解だった。




洗濯したり部屋を掃除したり部屋をウロウロし、
やっぱり自分の場所が落ち着くものね、、、と思ったりする。

実はDに多少の未練はあるんだけど、
美しい思い出に変わって欲しいなと思う。

別れ際に私はこう言った。

「私とあなたには時間が必要だと思う。また再会した時、
あなたがまだ私を愛してくれてたら・・・私はそこでスタートできるかも・・・」

曖昧な言葉を投げた。

困惑したDの顔は初めて私に見せた顔と違った。

いつでも別れは寂しい。




なんだか書きたい事が沢山あるんだけど、
文字になって出てこない。

頭の中はやっぱり日本語。

言葉って大切だと思った。








さて。

お風呂に浸かってこよう。

どの下着をつけ、
どの服を着るか。。。。




Pさんは何か企んでるに違いない。

私も久しぶりのデートで興奮気味。



詳しくは、のちほど・・・・・

昨日成田に着く。

くたびれてたけどゲイトの所でPさんが
笑って待ってたので緊張した。

照れ笑いをし手を繋いだ。


Pさんは私が言う我が侭をなつかしいと言ってくれた。

缶のお茶を飲みなから車に乗り込み、
眠りこけた。

気がついたら私のマンションだった。



「俺は帰るよ。今日は運転手と荷物運びの仕事って事で」

呆然としてる私を残しPさんは車で消えた。

日本に帰ってきたんだ。

アメリカでの暮らしはついさっきまでそこにあったのに、
今は夢のようだ。



私の車と猫を取りに実家に行く。

なんか周りの世界が狭くって居心地良かった。

ただいま。。。。。

帰国はすぐ。

Dに求婚された。

元カレからメールが来た。




いろいろある毎日。



先日、二日間だけのホステスの仕事をした。

私の知らない「大金持ち」の人の生活を垣間見た。

そしてちょっと浸かった。





私は何をしたいのか。


日本でドラマを見てて、
作り物の世界にも「退屈」を感じてた。

刺激が欲しいといつも思って、
それは夢でしか実現してなかった。


私の気持ちを揺さぶる出来事は、
「失恋」とか
「喪失」からしか得られないのか？



アメリカ人と過ごしてきて、
体格や顔に魅了され
そして、飽きた・・・・。

同じ人間だけど、
言葉が違うと文化も肌で感じ取れない。

会話は成り立つけど、
小さな葛藤がいつもある。

私は日本の男とセックスがしたい。

卑猥な言葉も日本語で耳元に投げかけて欲しい。

アメリカに来てから随分TVッコになる。
だって面白い。

学生の時は「勉強になるからTVはいつも見たらいいよ」
と、言われてつけっぱなしだった。
見るというより聞く練習。

その癖が抜けないのかもしれない。



私のホテルのTVもほとんどONになっている。
耳にどこの言葉でもいいから流れてると安心するし、
寂しくないから・・・・



昨日は「スワン」の4週目を見る。

日本でもこういった番組はあったはず。

「美容整形の番組」


再放送の多いアメリカ番組の中、
この番組は「旬」なので一応見てた。

なんか、スゴイから。

毎週2人の女性が登場し、美を競う。
それぞれ3ヶ月間家族と離れて鏡のないホテルで過ごす。

見てて思ったんだけど、彼女たちはそんなに醜くない。
それよりも「心の傷」が深い。
「被害妄想」のような。

ほとんどの女性には夫や恋人がいる。

それなのに自分の容姿を憎んで悲しんでいる。

番組では6人くらいのエキスパート達があれこれ詮索を立て、
彼女らを組み立てなおす。

美容整形医師。
インストラクター。
美容歯科。
セラピスト。
コーチ。

驚いたのは一日で10時間以上もかけて全部手術するって事。

もちろん裸のまま手術台に横たわり、
切り刻まれるシーンも多少のボカシはあっても映す。

手術後は、イタイイタイと泣く、
エレファントマンのような顔の彼女たちも。
出産後のお腹のタルミも真横に切って繋ぐ。
「切腹」じゃないかぁ・・・・って怖くなる。

脂肪を吸い取った後はエクササイズ。
手術の傷が治るか治らないかの頃から、
顔中に包帯で始める。

一日1200カロリーダイエットとか、
筋肉トレーニングとか。

ここまで痛みに耐え、
根性出せるなんて・・・・って思うほど。

女の「美」の追求は恐ろしい。

出来上がりの彼女たちは、
整形をした彼等も驚くばかり。
かなりの変身。

勿論3ヶ月間鏡を見れなかった彼女たちは涙して、

「私って綺麗・・・・・・・」

と、鏡に向かって言う。



美容整形がいいか悪いかは私には分からないけど、
「美しい」
って事は大切だと思う。

周りの見方が全然変わる。
女は心よ、、、なんて時代じゃないと思う。
勿論美しさにはイロイロあるから、
百人十色の「美しさ」を醸し出せればいいのでは。

顔も身体も心も美しくするには、
努力は要る。
ぴっと姿勢を正しているのも疲れるものだ。

でも、白鳥の足だって
水の中では一生懸命水かきしてるんだから。

せっかく女に生まれてきたのだもの。

美しくありたい。

朝一番で日本行きのチケットを獲得する。

やっぱ、帰るわ。

Dのデスク電話し帰国の事を知らせる。

無言の彼。

私がずっといると思ってたみたい。


観光VISAだもん、結局無理な話なの。
ここは私の国じゃない。

「また来るわ」

とだけ言い電話を切る。

あっさりしたものだ。







お土産を買おう。

友達に会いに行こう。

あの店にも。




のちほど・・・・・・・

不思議な力ってあるものだ。

願い事ばかり考えてたけど、

それは全て私の我が侭って気が付く。





明日、寝覚めた時に

生きてるって確信なんてないから。




今日。

沢山の快感を

心と身体にあげよう。

最近のお天気は私の気持ちと似てる。

雷、大雨、強風、曇り、青空。

一日で何度も変化する。



6時半に目が覚めシャワーを浴びる。

昨晩はあまり眠れなかった。

いろいろ考えすぎなのだろう。



眠いけど化粧して冷蔵庫を開ける。

コーヒーを沸かしながら朝食を軽く作る。

好きなパンケーキを小さめに何枚も焼く。

ベーコンもチンしてカリカリにさせる。

ミキサーに好きな果物を入れてスムージーを作る。



Dのアパートはワンベッドルームだけど、
リビングルームとキッチンが広くて好き。

男の冷蔵庫の中味はかなり質素と思ってたけど、
意外にきちんとしてて好感が持てる。
あまりだらしがないのは私的に駄目だから。

夕食は彼がよく作る。

手際の良さは見てて気持ちがいいし、
味見の為に私を呼び、口の中に料理を入れてくれる。

なんでも出来る起用な男が好きだ。



今日はドライブで遠出した。

インターステイトをぶっ飛ばし風景を楽しむ。

渋滞なしで100マイルで走る。

綺麗な湖で釣りをするDの横で、
石を拾った。

綺麗な石が多い。


「私、アウトドア嫌いなの」


疲れた声でそう言ったけど、

「本当は楽しいんでしょ？」

と、彼は言う。

嫌味は通用しないらしい。





帰りの車の中では好きな曲をかけ口ずさむ。

目を瞑りながら手だけつないで車の中で寝てしまう。



旅行にはならなかったけど、
のんびりした土曜日。






夜の出来事はあとで。。。。。。